米国株式市場:パウエル議長の発言で利上げ警戒感、NYダウ6日ぶり、ナスダックは5日ぶり反落

株式

2022/3/22 7:46

 21日の米国株式は、NYダウが前週末比201.94ドル安の3万4552.99ドルと6日ぶりに反落、ナスダック総合指数が同55.377ポイント安の1万3838.460ポイントと5日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億303万株、ナスダック市場が53億142万株だった。

 パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長は21日の講演で、「インフレは高すぎる」と発言し、今後、必要となれば0.5%の利上げを行う可能性を示した。金融引き締めへの警戒感から売りが優勢となった。また、ロシア国防省が20日、ウクライナの都市マリウポリのウクライナ軍に対し、降伏するように要求したが、ウクライナ側は拒否したと報じられ、紛争の長期化も懸念された。NYダウ採用銘柄では、ボーイング<BA>やホーム・デポ<HD>、セールスフォース・ドットコム<CRM>などが、値下がり率の上位に入っている。

 シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末18日の大阪取引所清算値比330円高の2万7060円だった。

提供:モーニングスター社

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