<新興国eye>ブラジル中銀週報:22年インフレ見通しを6.59%上昇に引き上げ

新興国

2022/3/22 14:17

 ブラジル中央銀行が21日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、中銀のIPCA(拡大消費者物価指数)で見た22年のインフレ見通しは前週予想の6.45%上昇から6.59%上昇に引き上げられた。引き上げは10週連続、1カ月前の予想は5.56%上昇だった。23年の見通しも3.70%上昇から3.75%上昇に引き上げられた。引き上げは2週連続、1カ月前の予想は3.50%上昇だった。

 22年実質GDP(国内総生産)見通しは前週予想の0.49%増から0.50%増に引き上げられた。引き上げは3週連続、1カ月前の予想は0.30%増だった。23年の見通しは1.43%増から1.30%増に引き下げられた。引き下げは2週連続、1カ月前の予想は1.50%増だった。

 22年末時点の政策金利見通しは前週予想の12.75%から13.00%に引き上げられた。引き上げは2週連続、1カ月前は12.25%だった。23年末時点の見通しも8.75%から9.00%に引き上げられた。引き上げは3週連続、1カ月前は8.00%だった。次回5月3-4日会合時点の見通しも12.50%から12.75%に引き上げられた。引き上げは2週連続、1カ月前は12.25%だった。

 為替レートの見通しは、21年末時点の見通しが前週予想の5.30レアルに据え置かれた。1カ月前は5.50レアルだった。23年末時点の見通しは5.21レアルから5.22レアルに引き上げられた。1カ月前は5.36レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、iSエマジン<1582.T>、上場MSエマ<1681.T>、

 上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

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