日経平均は84円程度高、買い先行後は戻り待ちの売りに押されているもよう=5日寄り付き

 5日午前9時20分すぎの日経平均株価は、前日比84円程度高い2万7821円前後で推移。寄り付きに同229円47銭高の2万7965円94銭を付けている。きのう4日に下げ渋る動きをみせ、4日ぶりに反発したことや、現地4日の米国株式市場で、NYダウ、ナスダックともに続伸したこともあり、大幅反発でスタートした。ただ、手がかり材料に乏しいなか、心理的なフシ目の2万8000円に迫ったこともあり、戻り待ちの売りが優勢となっているもよう。現地4日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、4日の大阪取引所清算値比210円高の2万8000円だった。

 業種別では、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株が上昇。帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株も高い。日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も堅調。楽天グループ<4755.T>、リクルートHD<6098.T>などのサービス株や、信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株も上げている。

 個別では、ネクステージ<3186.T>、日電波<6779.T>、エスプール<2471.T>、しまむら<8227.T>、IMAGIC<6879.T>などが上昇。半面、良品計画<7453.T>、武蔵精密<7220.T>、川崎汽<9107.T>、三井松島HD<1518.T>、第一生命HD<8750.T>などは下落している。

 東京外国為替市場は午前9時20分時点で、1ドル=122円の半ば(4日は1ドル=122円65-66銭)、1ユーロ=134円台の半ば(同135円30-34銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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