米国株式市場:金融引き締めへ警戒感、NYダウ、ナスダック3日ぶり反落

株式

2022/4/6 7:46

 5日の米国株式は、3日ぶりに反落した。NYダウが前日比280.70ドル安の3万4641.18ドル、ナスダック総合指数が同328.386ポイント安の1万4204.168ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億8029万株、ナスダック市場が43億9297万株だった。

 ブレイナードFRB(米連邦準備制度理事会)理事は5日の講演で、国債などの保有資産の圧縮に関して、5月にも開始する見通しを示し削減のペースは前回より速くなる可能性があるとした。金融引き締めへの警戒感から、米10年物国債の利回りが一時2.56%まで上昇(価格は下落)。相対的な割高感が意識され、ハイテク株を中心に下落した。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、テスラやアマゾン・ドットコム、インテルなどが下げ、同指数の重しとなった。

 シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、5日の大阪取引所清算値比280円安の2万7520円だった。

提供:モーニングスター社

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