明日の日本株の読み筋=FOMC議事録受けた米株反応に注目

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2022/4/6 16:33

 あす7日の東京株式市場は、3月15、16日開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録を受け、6日の米国株式がどう反応するかが注目される。FRB(米連邦準備理事会)のブレイナード理事は5日に利上げを着実に進めるとともにバランスシートの縮小を来月にも開始する意向を示した。米金融引き締めへの警戒感から米金利上昇・米国株安となり、6日の日本株安につながった。議事録で、急ピッチな資産圧縮観測を裏付ける内容となれば、下げが続く可能性も指摘される。ただ、「米金融政策については織り込みが進んでいる」(外資系証券)とし、影響は限定的との読みもある。国内では、決算発表待ちのムードながら、引き続きウクライナ情勢にも注視する必要があろう。

 6日の日経平均株価は3日ぶりに大幅反落し、2万7350円(前日比437円安)引けとなった。5日の米国株安を受け、売りが先行した。株価指数先物売りを交えて下げ幅を拡大し、一時570円超下落する場面があった。一巡後は下げ渋ったが、戻りは限定された。FOMC議事録を見極めたいとの空気もあり、積極的な売買は手控えられた。テクニカル上では、下値支持線として意識された75日移動平均線(2万7425円)を割り込んだことで、調整継続の可能性を引きずっている。

提供:モーニングスター社

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