ディスコが続急落、22年3月期第4四半期の単体売上高および出荷額を発表するも材料出尽くし感

株式

2022/4/7 14:11

 ディスコ<6146.T>が続急落。6日引け後に、22年3月期第4四半期(22年1-3月)の単体売上高および出荷額の速報値を発表したが、いったん材料出尽くしの動き。株価は前日比1900円安の3万250円まで値を下げている。

 22年3月期第4四半期の単体売上高は610億円(前年同期比33.8%増)で、通期の売上高は2107億円(同37.5%増)と、直近の予想値2027億円を4.0%上回った。

 一方、同社は20年3月期より「収益認識に関する会計基準」等を早期適用しており、主に精密加工装置等の機械製品について、売上計上のタイミングを検収時へと変更。新会計基準に基づく売上高は市場の動きとカイ離する傾向があることから、より市場との連動性が高い参考情報として開示された「出荷額」は、22年3月期第4四半期が574億円(前年同期比24.2%増)で、通期は2182億円(同36.0%増)。精密加工装置の出荷は、幅広い用途で旺盛な半導体需要が継続し、ダイサ、グラインダともに高水準の出荷となった。また、消耗品である精密加工ツールの出荷は、顧客の高い設備稼働率などを背景に、引き続き高水準の推移となった。これらの結果、通期での出荷額は、精密加工装装置、精密加工ツールともに前期から大幅に増加し、過去最高を記録した。

 午後2時6分現在の株価は1800円安の3万350円。

提供:モーニングスター社

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