信越化が大幅反発、22年3月期は営業最高利益更新、自己株式の取得・消却も後押し

株式

2022/4/28 16:15

 信越化学工業<4063.T>が5営業日ぶりに大幅反発し、600円高の1万8065円を付けた。27日引け後に22年3月期連結決算を発表、営業最高利益更新となり、自己株式の取得・消却も後押しした。23年3月期業績予想については現時点で合理的な判断は難しいとし、未定としたが、前期好決算や自社株買いへの評価が勝った。

 22年3月期決算は、売上高が2兆744億2800万円(前期比38.6%増)、営業利益が6763億2200億円(同72.4%増)と20年3月期に記録した過去最高利益4060億4100万円を塗り替えた。全事業で増収増益を達成し、特に生活環境基盤材料の成長が著しかった。

 一方、自己株式の取得については、取得株数上限で700万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.7%)、取得金額上限で1000億円。取得期間は4月28日-10月31日。取得する自己株式の全株式数を11月8日に消却する予定。

28日の終値は、前日比520円高の1万7985円

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ