<今日の仮想通貨市況>米金融引き締めへの警戒感強まり、売り優勢

仮想通貨

2022/5/6 10:03

 6日午前10時現在の主要暗号資産(仮想通貨)は、ビットコイン(BTC)が1BTC=474万7979円(過去24時間比7.39%安)、イーサリアム(ETH)が1ETH=35万6709円(同6.28%安)、XRP(XRP)が1XRP=78.18円(同6.71%安)など売り優勢となっている。

 世界の金融市場が注目するFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果発表を4日に控え、BTCは週央まで500万円を挟むもみ合いで推移した。4日、FOMCで0.50ポイントの利上げと6月からのQT(量的金融引き締め)開始を決定。市場で警戒されていた0.75ポイントの大幅利上げについてパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が慎重姿勢を示したことで過度なリスクオフムードが後退、BTCは5日にかけて510万円台を回復した。

 ただ、5日米国時間になると高インフレの封じ込めには0.75ポイントの利上げが必要になるとの見方が強まり、米長期金利が急伸し、米株式市場は前日の大幅高を打ち消し大幅反落した。5日の暗号資産は、米金利高・ドル高を受け、ドルと等価交換性を持つテザー(USDT)など一部ステーブルコインが過去24時間比でプラス圏を維持する一方、主要暗号資産は大幅安。BTCは500万円を大きく割り込んだ。

 このほか、時価総額7位の暗号資産テラ(LUNA)の非営利組織である「ルナ・ファンデーション・ガード(LFG)」が5日、15億ドル(1900億円)相当のBTCを買い増ししたことを明らかにし、話題となっている。

(イメージ写真提供:123RF)

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