<米国株情報>ウーバーが大幅安、「守りの経営」への転換を嫌気か

株式

2022/5/10 10:32

 配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズの株価が9日、前週末比12.54%安の22.80ドルまで下落し、52週安値を更新した。終値は同11.58%安の23.05ドル。ダラ・コスロシャヒCEO(最高経営責任者)が8日に発信した従業員向けのEメールで、コロナ禍後の市場動向の急激な変化に対応するため、新規採用の抑制などコスト縮減を進め、利益の最大化を目指す「守りの経営」戦略に転換する考えを明らかにした。

 具体的には、広告などマーケティング関連費用の削減や、先行投資を伴うさまざまなインセンティブ(奨励策)を縮減するほか、新規採用についても慎重に検討する。

 また、利益の達成目標については、調整後EBITDA(利払い・税・償却前利益)からフリーキャッシュフローに変える。現在は24年時点の調整後EBITDAを50億ドルとする目標を設定している。一方、4日に発表した22年12月期第1四半期(1-3月)のフリーキャッシュフローは4700万ドルの赤字だが、22年度中に黒字化する見通し。

 コスロシャヒCEOは、「当社がサービスを提供している市場規模は数兆ドルに達するが、利益につながらなければ市場規模は関係ない」とした。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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