日経平均は19円程度高、売り先行後は押し目買いから上げ転換=11日寄り付き

 11日午前9時24分すぎの日経平均株価は、前日比19円程度高い2万6186円前後で推移する。午前9時9分には、同58円43銭高の2万6225円53銭を付けている。きのう10日に続落した動きが継続し、売りが先行した。その後は、下げ渋る動きが強まり、押し目買いから上げに転じたようだ。現地10日の米国株式は、NYダウが4日続落した一方、ナスダック総合指数は4日ぶりに反発するなど、まちまちの動き。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、10日の大阪取引所清算値比160円安の2万6110円だった。

 業種別では、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が上昇。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も高い。JR西日本<9021.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、キリンHD<2503.T>、JT<2914.T>などの食料品株も堅調。NTT<9432.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、ニッケ<3201.T>、東レ<3402.T>などの繊維株も上げている。

 個別では、ファイズHD<9325.T>、オークネット<3964.T>、フィールズ<2767.T>、レノバ<9519.T>、大末建<1814.T>などが上昇。半面、シード<7743.T>、ファンケル<4921.T>、ベネ・ワン<2412.T>、スクロール<8005.T>、武蔵精密<7220.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時25分時点で、1ドル=130円台の半ば(10日は1ドル=130円34-37銭)、1ユーロ=137円台の前半(同137円60-64銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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