12日の東京外国為替市場見通し=ドル・円、130円挟みもみ合いか

為替

2022/5/12 8:26

ドル・円予想レンジ:1ドル=129円30銭-130円50銭

 12日の東京外国為替市場でのドル・円は、130円を挟み、もみ合うものとみられる。

 11日発表の米4月CPI(消費者物価指数)は、3月から伸びは鈍化したものの、前年比・前月比とも市場予想を上回り、ドル・円は一時130円80銭近辺まで上値を伸ばした。ただ、その後、高インフレ持続への警戒感が強まる中で米株式が売られ、米債券が買われ(米金利低下)、ドル・円は一時129円45銭近辺まで下押しした。

 きょう12日東京時間は、米4月CPIを通過し、前日米国時間のような値幅の大きな展開は一服するとみられるが、米高インフレ抑止のための米利上げ加速観測は根強く、130円ちょうど近辺では上方向を試しそうだ。

<主な経済指標・イベント>

国内:4月27-28日開催の日銀金融政策決定会合の「主な意見」、4月都心オフィス空室率、4月景気ウオッチャー調査、30年国債入札、エルニーニョ監視速報

米国:4月PPI(生産者物価指数)、30年国債入札、米・ASEAN特別首脳会議(-13日、ワシントン)

その他:英1-3月期GDP(国内総生産)・速報値、インド4月CPI(消費者物価指数)、メキシコ中銀金融政策決定会合

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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