<米国株情報>イーロン・マスク氏、ツイッター買収手続きを一時停止―狙いは買収額引き下げか

株式

2022/5/16 10:40

 実業家で電気自動車大手テスラなどのCEO(最高経営責任者)を務めるイーロン・マスク氏が13日、短文投稿サイト大手ツイッターの買収手続きを一時停止するとツイートした。

 市場ではマスク氏がツイッターの買収額の引き下げを狙っているとの見方が浮上している。ベンチャーキャピタル(VC)ファンドのエボリューション・VC・パートナーズの創業者グレッグ・スミス氏は経済専門テレビ局フォックス・ビジネスのインタビューで、マスク氏の一時停止発言について、「買収合意発表後、テスラ株が急落し、時価総額が大きく減少したため、買収完了を急ぎ過ぎない方が得策と考えた、もしくは買収額を引き下げる再交渉を望んでいるのではないか」との見解を示した。

 マスク氏はツイッターを1株当たり54.2ドル、総額440億ドルで買収すると提案しているが、双方が合意したあともツイッターの株価は同水準に達していない。

 また、マスク氏は一時停止の理由について、「スパムや偽アカウントが実際にユーザーの5%未満か確認するため」としているが、スミス氏は、「すべてのソーシャルメディアサイトには、偽アカウントやスパムアカウントがある。買収を一時停止する正当な理由にはならない」と指摘している。

 ウェドブッシュ証券では、マスク氏のツイートを受けて、「買収合意が破談となるか、マスク氏が買収額の引き下げを求めて再交渉するか、マスクが10億ドルの違約金を支払って完全に立ち去るかのいずれか」とした上で、「マスク氏が買収手続きを進める場合には、再交渉が行われる可能性が高い」と見ている。

 また、経済情報専門サイトのマーケットウォッチのコラムニスト、テレーズ・ポレッティ氏も、「同氏のツイートは、買収を前進させたいのか、それとも単に買収額の引き下げを望んでいるのか、投資家に疑問を抱かせている」とした一方、「(マスク氏が代表を務める)テスラの株価もツイッター買収発表から軟調に推移している。テスラ株を使って買収資金を調達するため、マスク氏は買収額を引き下げようとしている」と指摘している。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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