日経平均は63円程度高、一時下げ転換も盛り返す格好に=17日寄り付き

 17日午前9時31分すぎの日経平均株価は、前日比63円程度高い2万6610円前後で推移する。午前9時30分には、同92円42銭高の2万6639円47銭を付けている。朝方は、きのう16日に続伸した動きが継続し、やや買い優勢でスタート。外国為替市場で、円がドルに対して円高方向に振れたことから下げに転じる場面もみられたが、下値拾いの動きから盛り返す格好となっている。現地16日の米国株式市場では、NYダウが続伸した一方、ナスダック総合指数は3日ぶりに反落するなど、まちまち。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、16日の大阪取引所清算値比20円高の2万6500円だった。

 業種別では、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株が上昇。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株も高い。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、三井物産<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株も堅調。オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートHD<6098.T>などのサービス株や、大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株も上げている。

 個別では、日医工<4541.T>、Wismet<9260.T>、三井松島HD<1518.T>、広済堂HD<7868.T>、ハークスレイ<7561.T>などが上昇。半面、JKHD<9896.T>、バルカー<7995.T>、エムアップHD<3661.T>、クロスマーケ<3675.T>、サニーサイド<2180.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時31分時点で、1ドル=129円台の前半(16日は1ドル=129円35-37銭)、1ユーロ=134円台の後半(同134円64-68銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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