MDNT、ASCの細胞加工技術を確立し第19回日本免疫治療学会学術集会で発表

株式

2022/5/24 15:53

 メディネット(MDNT)<2370.T>は23日、自己脂肪組織由来の間葉系幹細胞(ASC)の細胞加工技術を確立し、22日に行われた第19回日本免疫治療学会学術集会で発表したことを明らかにした。

 同社では、これまでに蓄積した細胞加工にかかる知見、ノウハウなどに基づき、ASCの細胞加工技術を確立し、同社技術で加工したASCの特性解析結果を第19回日本免疫治療学会学術集会で発表した。現在は、当該ASCの非臨床試験を実施しており、今後、安全性に関するデータが取得できた段階で、免疫細胞と同様、受託製造メニューに加え、事業の拡大を目指すという。

 同社によるとASCは、移植片対宿主病、脊髄損傷、クローン病に伴う複雑痔ろうの治療製品として臨床使用されており、骨や軟骨に対する疾患、心臓疾患、肝疾患、糖尿病などに対する臨床研究も進められ、さまざまな疾患に対する間葉系幹細胞治療への期待が高まっているという。

 24日の終値は、前日比3円高の52円。

提供:モーニングスター社

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