日経平均は110円程度高、時間外取引での米株価指数先物高や円安などで堅調推移=6月1日寄り付き

 6月1日午前9時20分すぎの日経平均株価は、前日比110円程度高い2万7390円前後で推移する。午前9時7分には、同130円24銭高の2万7410円04銭を付けている。きのう5月31日の底堅い展開や、時間外取引で米株価指数先物が上昇していることから、買いが先行。外国為替市場で、円がドルやユーロに対して、円安方向に振れていることも支えとなっているようだ。3連休明け5月31日の米国株式市場は、NYダウが7日ぶり、ナスダック総合指数が4日ぶりに反落。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、5月31日の大阪取引所清算値比80円安の2万7180円だった。

 業種別では、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株が上昇。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、日水<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株も高い。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も堅調。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も上げている。

 個別では、OATアグリ<4979.T>、トリケミカル<4369.T>、パーク24<4666.T>、FUJIMI<5384.T>、菱洋エレク<8068.T>などが上昇。半面、邦チタ<5727.T>、大阪チタ<5726.T>、イーレックス<9517.T>、新光電工<6967.T>、トーエネク<1946.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時20分時点で、1ドル=128円台の後半(5月31日は1ドル=127円75-76銭)、1ユーロ=138円台の前半(同137円16-20銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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