<一撃!裏銘柄>新領域マッチング×メタバース、発売前タイトルにヒットの兆し―バンクイノベ

株式

2022/6/2 11:30

 バンク・オブ・イノベーション<4393.T>は新領域での成長に加え、主力のゲームも新タイトルがヒットの可能性を秘めている。

 同社は今9月期の連結業績見通しを開示していないが、下期に黒字転換することで通期での営業利益計上を見込んでいる。現状を「リスクをとった投資フェーズ」に位置付けているが、上期の営業損益が3億9400万円の赤字(前年同期は2億4300万円の赤字)になったこともあり、株価は中期成長を織り込んでいない可能性がある。

 大型タイトルとして注力するスマートフォン向けロールプレイングゲーム「メメントモリ」の事前登録数が5月12日に40万人を突破した。投入間近と思われる中、新たに50万人突破特典を追加するなど積極的に登録を促しており、前評判も相まって大ヒットへの期待が高まる。

 ゲーム恋活アプリ「恋庭」は、リリースから1年で累計77万ダウンロードとカップル成約数2万3000組を突破した。「ゲーム×マッチング」や「マッチング×メタバース(巨大仮想空間)」という新しい出会いの形として知名度を上げており、一段の新規ユーザーの増加が見込まれる。さらに、メタバースプロジェクトとして、「ゲーム×メタバース」を企画して、今後のコンテンツの投入・拡充が見込まれる。

 株価は調整の様相を呈していたものの、75日移動平均線で下げ止まったことに加え、週足一目均衡表の先行スパン(雲)上限もサポートとして機能している。

提供:モーニングスター社

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