日経平均は275円程度高、株価指数先物に断続的な買いで上げ幅拡大=3日寄り付き

 3日午前9時20分すぎの日経平均株価は、前日比275円程度高い2万7689円前後で推移する。午前9時5分には、同348円81銭高の2万7762円69銭を付けている。きのう2日は反落したものの、底堅く推移していたことや、現地2日の米国株式が3日ぶりに反発したこともあり、買いが先行。現物株の寄り付き直後、株価指数先物に断続的な買いが入ったことをきっかけに、上げ幅を拡大した。時間外取引で米株価指数先物が上昇していることも支えとなっているようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、2日の大阪取引所清算値比315円高の2万7775円だった。

 業種別では、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株が上昇。楽天グループ<4755.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も高い。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株も堅調。コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株も上げている。

 個別では、FIG<4392.T>、ダイヤHD<6699.T>、エムアップH<3661.T>、ラクス<3923.T>、シンプレHD<4373.T>などが上昇。半面、飯野海<9119.T>、スクエニHD<9684.T>、カプコン<9697.T>、ドリームI<4310.T>、東ソー<4042.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時20分時点で、1ドル=129円台の後半(1日は1ドル=129円39-41銭)、1ユーロ=139円台の半ば(同138円63-67銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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