米国株式市場:金利上昇が重し、NYダウ、ナスダック続落

株式

2022/6/10 7:46

 9日の米国株式は、続落した。NYダウが前日比638.11ドル安の3万2272.79ドル、ナスダック総合指数が同332.045ポイント安の1万1754.226ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億9542万株、ナスダック市場が53億5238万株だった。

 ECB(欧州中央銀行)は9日、7月に量的緩和政策を終了し、同月中に0.25%の利上げに踏み切る方針を示した。9月での追加利上げの可能性も明らかにし、米10年物国債の利回りが一時3.07%に上昇(価格は下落)。金利の上昇で、相対的な割高感が意識されたハイテク株を中心に売られる展開となった。ハイテク株の比率が高いナスダック総合指数は、メタ(旧フェイスブック)やネットフリックス、アマゾン・ドットコムなどが下落し、同指数の重しとなった。

 シカゴ日経平均先物の9月限円建て清算値は、9日の大阪取引所清算値比320円安の2万7910円だった。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ