10日の東京外国為替市場見通し=ドル・円、135円乗せ試す展開か

為替

2022/6/10 8:47

ドル・円予想レンジ:1ドル=133円30銭-135円30銭

 10日の東京外国為替市場は、フシ目の135円乗せを試す可能性がありそうだ。

 9日開催されたECB(欧州中央銀行)理事会では、7月1日で量的金融緩和の打ち切りを決定。併せて7月からの0.25ポイント利上げの意向を表明し、9月に0.50ポイントの利上げと利上げペースの拡大を示唆した。ECBの積極的な金融引き締め姿勢を受け、欧米長期金利が上昇。ドル・円にも波及し、ドル・円はECB理事会前の133円台から発表後134円を上抜け、10日東京時間早朝は134円台前半で推移している。

 きょう10日東京時間は、米5月CPI(消費者物価指数)を間近に控えているものの、欧米長期金利上昇の勢いが続きそうで、日米金利差拡大観測が強まり、フシ目の135円乗せを試す可能性があるとみられる。

<主な経済指標・イベント>

国内:5月国内企業物価指数、メジャーSQ(特別清算指数)算出日

米国:5月CPI(消費者物価指数)、6月ミシガン大学消費者マインド指数・速報値、5月財政収支

その他:中国5月CPI、中国5月PPI(生産者物価指数)

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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