17日の東京株式市場見通し=反落後、落ち着きどころを探る展開か

国内市況

2022/6/17 7:47

 予想レンジ:2万5500円-2万6000円(16日終値2万6431円20銭)

 17日の東京株式は反落後、落ち着きどころを探る展開か。きのう16日の日経平均株価は5日ぶりに反発したものの、上げ幅を縮小し安値で取引を終えるなど、上値の重い動きだった。現地16日の欧米株式が下落したこともあり、売り優勢スタートとなろう。リスク回避姿勢が強まるとみられるなか、日銀の金融政策決定会合後には、黒田東彦総裁の記者会見が予定されていることもあり、会見内容を確認したいとして、手控えムードが広がりそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=132円台の前半(16日は134円22-24銭)と円高方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=139円台の半ば(同139円54-58銭)と小動き。

 16日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ソニーG<6758.T>、ローム<6963.T>、トヨタ<7203.T>などが、16日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比830円安の2万5600円だった。(高橋克己)

17日の主な経済指標・スケジュール

【国内】

・黒田日銀総裁会見

【海外】(時間は日本時間)

・22:15 米5月鉱工業生産・設備稼働率

・23:00 米5月CB(コンファレンス・ボード)景気先行指数

・パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長講演

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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