日経平均は56円程度高、買い先行後は上値が重く下げ転換の場面も=20日寄り付き

 20日午前9時27分すぎの日経平均株価は、前週末比56円程度高い2万6019円前後で推移する。寄り付きには同193円62銭高の2万6156円62銭を付けた。朝方は、前週末17日に大幅に反落した反動や、短期的なリバウンドを狙った買いが先行。外国為替市場で、円がドルに対して円安方向に振れていることも意識されたようだ。ただ、買い手がかり難のなか、一時、下げ転換するなど、不安定な値動きとなっている。前週末17日の株式市場は、NYダウが続落した一方、ナスダック総合指数は反発するなど、まちまち。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末17日の大阪取引所清算値比150円高の2万5930円だった。

 業種別では、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株が上昇。武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株も高い。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も堅調。NTT<9432.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、電通グループ<4324.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も上げている。

 個別では、新光商<8141.T>、BEENOS<3328.T>、IKKHD<2198.T>、東邦HD<8129.T>、LINK&M<2170.T>などが上昇。半面、IWI<4847.T>、国際紙パ商<9274.T>、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>、三井松島HD<1518.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時27分時点で、1ドル=135円台の前半(前週末17日は1ドル=134円27-31銭)、1ユーロ=141円台の後半(同141円23-27銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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