23日の東京外国為替市場見通し=136円挟むもみ合いか

為替

2022/6/23 8:38

ドル・円予想レンジ:1ドル=135円50銭-137円00銭

 23日の東京外国為替市場でのドル・円は、136円を挟みもみ合うものとみられるが、値幅が大きくなりやすい展開に注意したい。

 22日、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が米上院銀行委員会で証言。米景気後退のリスクの可能性を認めつつも、利上げ継続の必要性を主張した。ややタカ派的との見方が広がったものの、6月FOMC(米連邦公開市場委員会)から大きくスタンスを変えるものでもないと受け止められ、ドル・円は135円台後半から136円台前半のレンジでもみ合った。

 きょう23日東京時間では、およそ24年ぶりの高値水準となる137円乗せが意識されるものの、急ピッチにドル高・円安が進んだ反動から利益確定の円買いが入る可能性がある。また、米国時間にはパウエル議長の米下院での証言も控えており、様子見ムードがドル・円の上値を抑えるものとみられる。

<主な経済指標・イベント>

国内:20年国債入札

米国:1-3月期経常収支、パウエルFRB議長が米下院金融サービス委員会で証言

その他:トルコ・ノルウェー・メキシコ中銀で金融政策決定会合、EUサミット(欧州連合首脳会議)(-24日)

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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