ナガオカが急伸、矢澤フェロマイトの完全子会社化を決議

株式

2022/6/23 13:31

 ナガオカ<6239.T>が急伸。22日引け後に、矢澤フェロマイト(埼玉県川口市)の全株式を取得し、子会社化することを決議したと発表したことが材料視された様子。株価は前日比35円高の710円まで値を上げている。

 矢澤フェロマイトは、1900年創業・1955年設立で、現在は関東圏内における上水道等の水処理に関わる設備設計と工事が主力事業。長年培ってきた水処理設備の設計から工事までを一気通貫で行えるノウハウを強みとし、浄水場の設備改修工事において数多くの実績を納め、顧客からも高い評価を受けている。浄水場の設備については、関東圏内だけでなく日本各地で設備の老朽化が課題となっており、浄水場の設備改修工事で数多くの実績のある矢澤フェロマイトに今後も事業の拡大が期待される。

 一方、同社の水関連事業は、上水道向けの取水設備や浄水場向けに、井戸や集水埋渠(まいきょ)などの取水設備に使用される「取水用スクリーン」、超高速無薬注生物処理装置「ケミレス」および省エネルギー型充填塔式気散処理装置「エアシス」の導入実績を有している。今回の株式取得により、同社が中期経営計画で掲げている「水関連事業を伸ばし、持続可能な成長を目指す」というビジョンを加速させ、グループとしてシナジーを更に向上させることで、より強固な事業基盤の構築と拡大を目指すとともに、企業価値向上を目指す方針。

 午後1時28分現在の株価は25円高の700円。

提供:モーニングスター社

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