日経平均は138円程度高、買い先行後はやや上値が重いもよう=8日寄り付き

 8日午前9時20分すぎの日経平均株価は、前日比138円程度高い2万6629円前後で推移する。午前9時3分には、同191円14銭高の2万6681円67銭を付けている。きのう7日に大幅反発した強い動きが継続し、現地7日の欧米株式が上昇したこともあり、買いが先行した。その後は、戻り待ちの売りや、時間外取引で米株価指数先物が下げていることもあり、やや上値が重いもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日の大阪取引所清算値比160円高の2万6650円だった。日経平均先物・オプション7月限SQ(特別清算指数)の市場推定値は2万6659円58銭。

 業種別では、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が上昇。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株も高い。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、SMC<6273.T>、コマツ<6301.T>などの機械株も堅調。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も上げている。

 個別では、リブセンス<6054.T>、大有機化<4187.T>、UNEXTH<9418.T>、オーバル<7727.T>、BEENOS<3328.T>などが上昇。半面、SHIFT<3697.T>、キユーピ<2809.T>、アスクル<2678.T>、オンワードHD<8016.T>、4CHD<8008.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時20分時点で、1ドル=136円前後(7日は1ドル=136円11-14銭)、1ユーロ=138円台の前半(同138円72-76銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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