日経平均は107円程度高、投資家心理の好転で買いが優勢もよう=15日寄り付き

 15日午前9時20分すぎの日経平均株価は、前日比107円程度高い2万6751円前後で推移する。午前9時6分には、同214円38銭高の2万6857円77銭を付けている。きのう14日に続伸して堅調な値動きだったことから、買いが先行。25日移動平均線(14日時点で2万6480円)と、5日移動平均線(同2万6557円)を上抜いたことで、投資家心理が好転し、買いにつながったようだ。現地14日の米国株式は、NYダウが5日続落し、ナスダック総合指数は小幅ながら4日ぶりに反発するなど、まちまち。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所清算値比変わらずの2万6700円だった。

 業種別では、東電力HD<9501.T>、関西電力<9503.T>などの電気ガス株や、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株が上昇。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、NTT<9432.T>、KDDI<9433.T>などの情報通信株も高い。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も堅調。SUMCO<3436.T>、洋缶HD<5901.T>などの金属製品株や、イオン<8267.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株も上げている。

 個別では、PRTIME<3922.T>、東京エネシス<1945.T>、ニイタカ<4465.T>、レノバ<9519.T>、SHIFT<3697.T>などが上昇。半面、IDOM<7599.T>、フィルC<3267.T>、佐鳥電機<7420.T>、日揮HD<1963.T>、ビーウィズ<9216.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時20分時点で、1ドル=139円前後(14日は1ドル=139円09-11銭)、1ユーロ=139円台前半(同139円59-63銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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