日経平均は575円程度高、買い先行後も円安などを支えに堅調推移=20日寄り付き

 20日午前9時30分すぎの日経平均株価は、前日比575円程度高い2万7537円前後で推移する。午前9時29分には、同584円68銭高の2万7546円36銭を付けている。きのう19日までに4日続伸し堅調な値動きのなか、75日移動平均線(19日時点で2万6851円)を超えたこともあり、買いが先行。現地19日の米国株式市場で、NYダウ、ナスダック総合指数がともに反発。為替市場で、円がドル対して円安方向に振れていることも、支えとなっているようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、19日の大阪取引所清算値比435円高の2万7365円だった。

 業種別では、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株が上昇。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も高い。オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートHD<6098.T>などのサービス株や、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株も堅調。信越化<4063.T>、富士フイルム<4901.T>などの化学株や、AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株も上げている。

 個別では、マネックスG<8698.T>、Jリース<7187.T>、松屋<8237.T>、ヒトコムHD<4433.T>、東名<4439.T>などが上昇。半面、サカタのタネ<1377.T>、ディップ<2379.T>、ウイングA<4432.T>、7&iHD<3382.T>、HUGHD<4544.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時30分時点で、1ドル=138円の前半(19日は1ドル=137円73-75銭)、1ユーロ=140円台の半ば(同141円04-08銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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