日経平均は67円高と7日続伸、売り先行後に上げ転換、米国株高が支え、好業績株買いも=22日前場

 22日前場の日経平均株価は前日比67円33銭高の2万7870円33銭と7営業日続伸。朝方は、きのう6連騰した反動から利益確定売りが先行し、寄り付き後まもなく2万7701円25銭(前日比101円75銭安)まで値を下げる場面があった。ただ、21日の米国株高もあって持ち直し、上げに転じて一時2万7910円86銭(同107円86銭高)まで値を上げた。大手海運株など好業績銘柄への買いも目立った。その後は上値が重くなり、前引けにかけて2万7800円台後半でもみ合った。

 東証プライムの出来高は4億6068万株、売買代金は1兆3025億円。騰落銘柄数は値上がり890銘柄、値下がり831銘柄、変わらず116銘柄。

 業種別では、川崎汽<9107.T>、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が上昇。バンナム<7832.T>、凸版<7911.T>などのその他製品株や、リクルートHD<6098.T>、DeNA<2432.T>などのサービス株も高い。東エレク<8035.T>、京セラ<6971.T>、キーエンス<6861.T>などの電機株や、ディスコ<6146.T>、SMC<6273.T>などの機械株も買われた。JPX<8697.T>、イオンFS<8570.T>などのその他金融株も引き締まり、三菱地所<8802.T>、住友不<8830.T>などの不動産株や、コナミG<9766.T>、スクエニHD<9684.T>などの情報通信株も値を上げた。

 半面、東電力HD<9501.T>、中部電力<9502.T>、大阪ガス<9532.T>、レノバ<9519.T>などの電気ガス株が下落。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も軟調。東京海上<8766.T>、T&DHD<8795.T>、第一生命HD<8750.T>などの保険株も売られ、ENEOS<5020.T>、出光興産<5019.T>などの石油石炭製品株も値を下げた。

 個別では、オーバル<7727.T>がストップ高カイ気配となり、サーバーW<4434.T>、JIA<7172.T>、モバファク<3912.T>などの上げが目立った。半面、OBC<4733.T>、小松ウオール<7949.T>、Jリース<7187.T>、大阪チタ<5726.T>などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、17業種が上昇した。

提供:モーニングスター社

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