日経平均は96円安、米国株安で売り先行、安寄り後は下げ渋る=25日前場

 25日前場の日経平均株価は午前9時25分時点で前週末比96円71銭安の2万7817円95銭。朝方は、売りが先行した。前週末の米国株式市場で、低調な米経済指標などを背景に主要3指数が下落した流れを受け、投資家心理が後退。直近7連騰の反動で、利益確定売りも出やすく、2万7697円77銭(前週末比216円89銭安)と安く寄り付いた。その後は、押し目買いや買い戻しに下げ渋っている。

 業種別では、リクルートHD<6098.T>、エムスリー<2413.T>、楽天グループ<4755.T>などサービス株が軟調。東エレク<8035.T>、アドバンテスト<6857.T>、ソニーG<6758.T>などの電機株も売られ、川崎汽<9107.T>、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、信越化<4063.T>、資生堂<4911.T>、JSR<4185.T>などの化学株も安い。JFEHD<5411.T>、東製鉄<5423.T>などの鉄鋼株も値を下げている。オリンパス<7733.T>、ニコン<7731.T>などの精密株もさえない。

 半面、東電力HD<9501.T>、関西電力<9503.T>、レノバ<9519.T>などの電気ガス株が堅調。鹿島<1812.T>、大成建設<1801.T>、大林組<1802.T>などの建設株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>、住友不<8830.T>などの不動産株も高い。明治HD<2269.T>、山パン<2212.T>、ヤクルト<2267.T>などの食料品株も値を上げている。

 個別では、サーバーW<4434.T>、ギフティ<4449.T>、イオンファン<4343.T>、インソース<6200.T>などの下げが目立つ。半面、オーバル<7727.T>がカイ気配となり、オークネット<3964.T>、CEHD<4320.T>、タカラBIO<4974.T>、グローバルK<6189.T>などの上げが目立つ。

提供:モーニングスター社

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