日経平均は80円安、時間外の米株先物安で売り先行、一時上げ転換も買い続かず=26日前場

 26日前場の日経平均株価は午前9時30分時点で前日比80円43銭安の2万7618円82銭。朝方は、売りが先行した。現地25日の米国株式は高安まちまちながら、日本時間26日朝の時間外取引での米株価指数先物安が重しとなった。いったん上げに転じる場面もあったが、買いは続かず、再度軟化し、一時2万7594円55銭(前日比104円70銭安)まで値を下げた。その後は下げ渋っているが、戻りは限定されている。

 業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株が軟調。任天堂<7974.T>、凸版<7911.T>などのその他製品株や、テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密株も安い。イオン<8267.T>、7&iHD<3382.T>、ニトリHD<9843.T>などの小売株や、東エレク<8035.T>、TDK<6762.T>、ファナック<6954.T>などの電機株も売られている。中外薬<4519.T>、大塚HD<4578.T>などの医薬品株もさえない。

 半面、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、出光興産<5019.T>、コスモエネH<5021.T>などの石油石炭製品株が堅調。第一生命HD<8750.T>、かんぽ生命<7181.T>、T&DHD<8795.T>などの保険株も買われ、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>、神戸鋼<5406.T>などの鉄鋼株も高い。ブリヂス<5108.T>、住友ゴム<5110.T>などのゴム製品株も引き締まっている。

 個別では、GDO<3319.T>、朝日インテク<7747.T>、ケミコン<6997.T>、コーエーテクモ<3635.T>などの下げが目立つ。半面、KOA<6999.T>、Wスコープ<6619.T>、キヤノ電子<7739.T>、大阪チタ<5726.T>などの上げが目立つ。

提供:モーニングスター社

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