<今日の仮想通貨市況>FRB議長発言を受け、買い優勢

仮想通貨

2022/7/28 10:22

 28日午前10時10分現在の暗号資産(仮想通貨)は、ビットコイン(BTC)が1BTC=309万4020円(過去24時間比6.40%高)、イーサリアム(ETH)が1ETH=21万9301円(同10.86%高)、XRP(XRP)が1XRP=48.6円(同4.84%高)など買い優勢となっている。

 27日、FRB(米連邦準備制度理事会)がFOMC(米連邦公開市場委員会)で前回会合に引き続き0.75ポイントの大幅利上げを決定。利上げ幅が市場予想通りだったことに加え、パウエルFRB議長が9月以降の利上げペース減速の可能性に言及したことから米株式市場が上昇。暗号資産市場にもリスクマネーが流入する展開となった。

 また、イーサリアム財団が27日、9月に史上最大規模のアップグレード「マージ」の実装を予定しているイーサリアムの10回目のシャドーフォーク(マージ実装に向けたテスト)を前日に行ったことを明らかにした。暗号資産を多く持つほど承認の割当確率が高まり、承認参加報酬がより多く得られるPoS(プルーフ・オブ・ステーク)の仕組みに移行する「マージ」に対する投資家の期待は高く、10回目のシャドーフォークが予定より26時間前倒しして実施され、期待感が一段と高まったこともETHの押し上げにつながったようだ。

(イメージ写真提供:123RF)

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