<米国株情報>アマゾンが急騰、第2四半期の売上高が市場予想上回る

株式

2022/7/29 10:25

 オンライン小売大手アマゾン・ドットコムが28日の夜間取引で、日中終値比13.63%高の138.95ドルと急騰した。

 28日引け後に22年12月期第2四半期(4-6月)の決算を発表。売上高は前年同期比7%増の1212億3400万ドルとなり、市場予想の1190億ドル超を上回った。一方、最終赤字は20億2800万ドルの赤字(前年同期は77億7800万ドルの黒字)と2四半期連続の赤字となり、希薄化後の1株当たり損失(EPS)は0.20ドル(前年同期は0.76ドルの黒字)と市場予想の0.1ドル超の黒字を大幅に下回った。

 本業のもうけを示す営業利益は同59%減の33億1700万ドルだった。営業支出が急増し、利益を圧迫。加えて、出資している電気自動車(EV)ベンチャーのリビアン・オートモーティブの株価が大きく下落し、株式評価損を計上した。

 地域別の売上高は、主力の北米事業が同10%増の744億3000万ドル、海外事業部門が同12%減の270億6500万ドルとなった。営業利益は北米事業が16億2700万ドルの赤字(前年同期は31億4700万ドルの黒字)、海外事業が17億7100万ドルの赤字(同3億6200万ドルの黒字)となっている。

 一方、AWS事業部門の売上高は同33%増の197億3900万ドル、営業利益は同36%増の57億1500万ドルだった。

 第3四半期(7-9月)については、売上高を前年同期比13-17%増の1250億-1300億ドルと予想し、中心値は1275億ドルと市場予想の1265億ドル弱を上回った。営業利益は、トントンから35億ドル(前年同期は49億ドル)と予想したが、市場予想(38億ドル超)を下回った。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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