日経平均は229円程度高、欧米株高や円安を背景に堅調推移=4日寄り付き

 4日午前9時20分すぎの日経平均株価は、前日比229円程度高い2万7971円前後で推移する。午前9時12分には、同250円10銭高の2万7992円00銭を付けている。きのう3日に反発した動きや、現地3日の欧米株式が上昇したこともあり、買いが先行した。為替市場で、円がドルやユーロに対して円安方向に振れていることも支えとなり、堅調な値動きが続いている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、3日の大阪取引所清算値比265円高の2万7975円だった。

 業種別では、武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートHD<6098.T>などのサービス株が上昇。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も高い。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株も堅調。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、古河電工<5801.T>、住友電工<5802.T>などの非鉄金属株も上げている。

 個別では、IWI<4847.T>、タツモ<6266.T>、カシオ<6952.T>、シグマクシス<6088.T>、テレ東HD<9413.T>などが上昇。半面、キューブシス<2335.T>、ZHD<4689.T>、大末建設<1814.T>、太陽誘電<6976.T>、JCU<4975.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時20分時点で、1ドル=133円台の後半(3日は1ドル=133円21-23銭)、1ユーロ=136円前後(同135円58-62銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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