日経平均は66円程度高、時間外取引で米株価指数先物の堅調推移が支え=5日寄り付き

 5日午前9時29分すぎの日経平均株価は、前日比66円程度高い2万7998円前後で推移する。午前9時28分には、同68円79銭高の2万8000円99銭を付けている。朝方は、きのう4日は続伸したものの、上値の重い展開だったことや、現地4日の米国株式が7月雇用統計の発表を控え、利益確定売りが優勢となったようだ。ただ、積極的に売り進む動きはみられず、時間外取引で米株価指数先物が堅調に推移していることを支えに、堅調な動きとなっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、4日の大阪取引所清算値比80円安の2万7870円だった。

 業種別では、日本製鉄<5401.T>、中山鋼<5408.T>などの鉄鋼株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が上昇。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、任天堂<7974.T>、三菱鉛筆<7976.T>などのその他製品株も高い。キリンHD<2503.T>、JT<2914.T>などの食料品株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も堅調。武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株も上げている。

 個別では、UACJ<5741.T>、有沢製<5208.T>、ピアラ<7044.T>、加賀電子<8154.T>、キッコーマン<2801.T>などが上昇。半面、BEENOS<3328.T>、A&DHD<7745.T>、シスメックス<6869.T>、JTEC<3446.T>、エアウォーター<4088.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時29分時点で、1ドル=132円台の後半(4日は1ドル=134円15-16銭)、1ユーロ=136円台の前半(同136円54-58銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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