日経平均は55円程度安、売り先行後も弱含みの展開=9日寄り付き

 9日午前9時22分すぎの日経平均株価は、前日比比55円程度安い2万8193円前後で推移する。午前9時15分には、同106円13銭安の2万8143円11銭を付けている。きのう8日は4日続伸し堅調な展開だったが、現地8日の米国株式がまちまちの動きだったこともあり、利益確定売りが先行した。その後も、様子見姿勢のなか、弱含みの展開となっているもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所清算値比115円安の2万8125円だった。

 業種別では、NTT<9432.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株が下落。ソニーG<6758.T>、村田製<6981.T>などの電気機器株や、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も安い。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も軟調。日製鋼<5631.T>、コマツ<6301.T>などの機械株や、SUMCO<3436.T>、リンナイ<5947.T>などの金属製品株も下げている。

 個別では、MDV<3902.T>、日東工<6651.T>、住友ゴム<5110.T>、ロードスター<3482.T>、ダイフク<6383.T>などが下落。半面、NISSHA<7915.T>、デサント<8114.T>、図研<6947.T>、ファンコミ<2461.T>、GMO<9449.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時22分時点で、1ドル=134円台の後半(8日は1ドル=134円98銭-135円00銭)、1ユーロ=137円台の半ば(同137円79-83銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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