日経平均は252円程度安、半導体関連を中心に軟調推移=10日寄り付き

 10日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前日比比252円程度安い2万7747円前後で推移する。午前9時15分には、同270円50銭安の2万7729円46銭を付けている。きのう9日は5日ぶりに反落した弱い動きや、現地9日の米国株式が下落したこともあり、売りが先行。その後も、米国株式市場で半導体関連株が下落したことから、東京市場でも東エレク<8035.T>やアドバンテスト<6857.T>などを中心に、軟調な展開となっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、9日の大阪取引所清算値比140円安の2万7820円だった。

 業種別では、テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株が下落。ソニーG<6758.T>、村田製<6981.T>などの電気機器株や、AGC<5201.T>、ガイシ<5333.T>などのガラス土石株も安い。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株も軟調。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、TOYO<5105.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株も下げている。

 個別では、じげん<3679.T>、タカラトミー<7867.T>、JMDC<4483.T>、EMシステム<4820.T>、JESHD<6544.T>などが下落。半面、住友林<1911.T>、マイクロニ<6871.T>、帝国電機<6333.T>、セグエ<3968.T>、Jリース<7187.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時21分時点で、1ドル=135円台の前半(9日は1ドル=134円88-90銭)、1ユーロ=137円台の後半(同137円77-81銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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