<相場の読み筋>8月25日

2022/8/25 7:45

 24日の米国株式は、4日ぶりに反発した。NYダウが前日比59.64ドル高の3万2969.23ドル、ナスダック総合指数が同50.227ポイント高の1万2431.528ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億2858万株、ナスダック市場が36億9089万株だった。ジャクソンホール会議でのパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演を26日に控え、積極的な売買が限られるなか、短期的なリバウンドを狙った買いが優勢だった。ただ、米10年物国債の利回りが3.1%台に上昇(価格は下落)し、相対的な割高感から下落する場面もみられた。NYダウ採用銘柄では、セールスフォースやボーイング、ウォルト・ディズニーなどが、値上がり率の上位に入っている。

 25日の東京株式は反発後、もみ合いか。日経平均株価はきのう24日まで5日続落した反動や、現地24日の米国株式が反発したことから、買い優勢スタートとなりそう。ただ、積極的に買い進む材料に乏しいことや戻り待ちの売りに、上値が押えられる場面も想定される。消去法的に値動きの軽い中小型株に物色の矛先が向かうとみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル=137円台の前半(24日は136円54-55銭)、ユーロ・円が1ユーロ=136円台の半ば(同135円90-94銭)と円安方向に振れており、輸出関連銘柄には支えとなりそう。24日のADR(米国預託証券)は円換算値で、楽天グループ<4755.T>、ソニーG<6758.T>、オリンパス<7733.T>などが、24日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、24日の大阪取引所清算値比140円高の2万8460円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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