今晩のNY株の読み筋=米8月消費者信頼感指数に注目

株式

2022/8/30 17:02

 30日の米国株式市場は、米8月消費者信頼感指数に注目したい。市場予想の平均値は98.0と前月の95.7から改善が見込まれている。週末に米8月雇用統計の発表を控えており、売り買いともに積極的な動きは期待しにくいが、消費者マインドに改善の兆しがみられれば、買い戻し機運も広がるかもしれない。

 一方、きょうはバーキン米リッチモンド連銀総裁や、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁の発言機会がある。FRB(米連邦準備制度理事会)高官からはタカ派的な発言が目立っており、こうした発言が続けば相場の重しになるだろう。

 NYダウは前週末26日に1000ドルを超える下げを演じたが、週明け29日は3万2000ドルを割り込んだところで下げ止まり、180ドル程度の下げで取引を終えた。3万2000ドルは心理的フシではあるものの7月下旬にもみ合った水準という以外に目立ったメドはないが、GLOBEX(シカゴ先物取引システム)で米株価指数先物が上昇していることから、連日安の反動で買い戻しが期待され、この水準を守れるか注目だ。

<主な米経済指標・イベント>

米6月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数、米8月消費者信頼感指数

バーキン米リッチモンド連銀総裁、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁が発言

◎投資関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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