日経平均は159円安、米国株安を受け売り先行、一巡後は下げ渋る

 31日午前10時時点の日経平均株価は前日比159円33銭安の2万8036円25銭。朝方は、売りが先行した。米金融引き締めの長期化懸念が続き、30日の米国株式市場で主要3指数が下落した流れを受け、寄り付き後まもなく2万7906円17銭(前日比289円41銭安)まで下落した。一巡後は、先物に断続的な買いが入り、下げ渋りの動きとなっている。時間外取引で米株価指数先物が高く、支えとなっている面もある。

 業種別では、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>、コスモエネH<5021.T>などの石油石炭製品株が軟調。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株も売られている。三井物産<8031.T>、三菱商<8058.T>、丸紅<8002.T>などの卸売株や、東レ<3402.T>、デサント<8114.T>などの繊維製品株も安い。

 半面、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が堅調。オリックス<8591.T>、三菱HCキャ<8593.T>などのその他金融株も引き締まり、T&DHD<8795.T>、第一生命HD<8750.T>、かんぽ生命<7181.T>などの保険株も買われている。

 個別では、OATアグリ<4979.T>、F&LC<3563.T>、MSOL<7033.T>などの下げが目立つ。半面、IRJHD<6035.T>、オロ<3983.T>、ギフティ<4449.T>などの上げが目立つ。

提供:モーニングスター社

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