日経平均は49円安、きのう大幅続落の反動や円安支えに買い先行も一巡後は先物売り交え下げ転換

 2日午前10時時点の日経平均株価は前日比49円29銭安の2万7612円18銭。朝方は、買いが先行した。きのう大幅に続落した反動や、円安・ドル高が支えとなり、寄り付き直後に2万7772円37銭(前日比110円90銭高)まで値を上げた。ただ、買いは続かず、一巡後は先物売りを交えて下げに転じ、一時2万7570円74銭(同90円73銭安)まで軟化した。その後の戻りは鈍く、さえない動きとなっている。

 業種別では、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、出光興産<5019.T>、コスモエネH<5021.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株が軟調。邦チタ<5727.T>、大阪チタ<5726.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>、大平金<5541.T>などの鉄鋼株も安い。三井物産<8031.T>、住友商<8053.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株も売られている。

 半面、川崎汽<9107.T>、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が引き締まり、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株もしっかり。三越伊勢丹<3099.T>、Jフロント<3086.T>、H2Oリテイ<8242.T>などの小売株も高い。

 個別では、丸和運輸機関<9090.T>、ビューティガレージ<3180.T>、オロ<3983.T>などの下げが目立つ。半面、ダイオーズ<4653.T>、三越伊勢丹<3099.T>、Jフロント<3086.T>などの上げが目立つ。

提供:モーニングスター社

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