米国株式市場:「ノルドストリーム」の停止延長を嫌気、NYダウ反落、ナスダックは6日続落

株式

2022/9/5 7:46

 前週末2日の米国株式は、NYダウが前日比337.98ドル安の3万1318.44ドルと反落、ナスダック総合指数が同154.261ポイント安の1万1630.865ポイントと6日続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億9700万株、ナスダック市場が42億4534万株だった。

 米8月雇用統計は、非農業分野の雇用者数が季節調整済みで前月比31万5000人増となり、市場予想平均の同29万8000人増を上回った。堅調な雇用情勢を好感し、NYダウは一時370ドルを超える上昇をみせる場面もあった。ただ、ロシア国営の天然ガス会社ガスプロムが、欧州向けガスパイプライン「ノルドストリーム」の停止期間を延長すると発表。欧州経済への悪影響が警戒され、一転して下げに転じた。NYダウ採用銘柄では、スリーエム(3M)やハネウェル、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)などが、値下がり率の上位に入った。

 シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、2日の大阪取引所清算値比145円安の2万7515円だった。

提供:モーニングスター社

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