日経平均は270円安、米金融引き締め警戒続き米株安で売り優勢

 7日午前10時時点の日経平均株価は前日比270円82銭安の2万7355円69銭。朝方は、米金融引き締めへの警戒が続き、6日の米国株式市場で主要3指数が下落した流れを受け、売り優勢で始まった。時間外取引での米株価指数先物安も重しとなり、先物売りを交えて下げ幅を拡大し、一時2万7290円46銭(前日比336円05銭安)まで下落した。その後は下げ渋っているが、戻りは限定されている。

 業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株が下落。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>、コスモエネH<5021.T>などの石油石炭製品株も安い。ニコン<7731.T>、HOYA<7741.T>などの精密株や、東エレク<8035.T>、アドバンテスト<6857.T>、ソニーG<6758.T>などの電機株も売られている。エムスリー<2413.T>、リクルートHD<6098.T>、楽天グループ<4755.T>などのサービス株も値を下げている。

 半面、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株が堅調。みずほ<8411.T>、三井住友<8316.T>、りそなHD<8308.T>などの銀行株も引き締まっている。

 個別では、くら寿司<2695.T>、ファーマF<2929.T>、PHCHD<6523.T>などの下げが目立つ。半面、ウェルネット<2428.T>、ニフコ<7988.T>、ユニチカ<3103.T>などの上げが目立つ。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ