日経平均は162円高、米国株高を受け買い先行、一時上げ幅縮小も持ち直す

 9日午前10時時点の日経平均株価は前日比162円86銭高の2万8228円14銭。朝方は、買いが先行した。8日の米国株式市場で、短期的な戻りを狙った買いが優勢となり、主要3指数が上昇した流れを受け、前場の早い段階で2万8286円02銭(前日比220円74銭高)まで上昇した。その後、戻り売りや利益確定売りに上げ幅を縮小し、一時2万8091円38銭(同26円10銭高)まで押し戻される場面もあった。一巡後は持ち直し、2万8200円台で推移している。

 業種別では、塩野義薬<4507.T>、小野薬<4528.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株が堅調。エムスリー<2413.T>、日本郵政<6178.T>などのサービス株も高い。東ガス<9531.T>、大阪ガス<9532.T>などの電気ガス株や、SOMPOH<8630.T>、かんぽ生命<7181.T>、T&DHD<8795.T>などの保険株も買われている。DOWA<5714.T>、邦チタ<5727.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も値を上げ、大和証G<8601.T>、マネックスG<8698.T>などの証券商品先物株も引き締まっている。

 半面、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が安い。ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株もさえない。

 個別では、新日科学<2395.T>、ソースネクス<4344.T>、ミダックHD<6564.T>などの上げが目立った。半面、ビューティガレージ<3180.T>、Hamee<3134.T>、メディアドゥ<3678.T>などの下げが目立った。

提供:モーニングスター社

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