明日の日本株の読み筋=米CPIを受けた米国株の反応に注目

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2022/9/13 16:30

 あす14日の東京株式市場は、日本時間13日夜に発表される米8月CPI(消費者物価指数)を受け、米国株式がどう反応するかが注目される。同指数の伸び率はピークアウト傾向を示すとみられ、素直に好感されるとの見方は少なくない。ただし、CPI発表後に米国株高が続くようだと、来週20-21日開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)でFRB(米連邦準備制度理事会)が金融引き締めへの積極姿勢を強調し、株式市場をけん制するとの読みもある。むろん、強めの数値が出れば、売られるリスクにつながる可能性がある。

 13日の日経平均株価は4営業日続伸し、2万8614円(前日比72円高)引けとなった。朝方は、12日の欧米株高を支えに買いが先行したが、直近の連騰で利益確定売りも出やすく、いったん下げに転じた。ただ、下値は限定的で一巡後は盛り返し、前場前半には110円超上昇した。後場は、米8月CPIを控えていることもあり、前場終値2万8589円(前日比47円高)近辺でもみ合う場面が目立った。市場では、「(米国市場では)週末の米トリプルウィッチング(米国版メジャーSQ)を前に買い戻しが入っているが、それも通過すれば下落リスクに変わってくる」(銀行系証券)との声が聞かれた。

提供:モーニングスター社

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