【深センIPO】光トランシーバーモジュール製造の武漢聯特科技、初値は公開価格を36.21%上回る54.99元

サーチナ

中国株

2022/9/15 9:12

 光トランシーバーモジュールを生産する武漢聯特科技(301205/深セン)が9月13日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開40.37元に対し、初値は36.21%高い54.99元だった。

 同社は2011年設立の民営企業で、20年に株式会社化した。光トランシーバーモジュールの研究開発、生産、販売を主業務としており、光ICから光デバイス、光モジュールの設計、製造技術を掌握している。10ギガから400ギガまでの全シリーズ光モジュール製品を提供可能な中国では数少ないメーカーだ。製品は電気通信、無線通信、光ファイバー接続、データセンターなどさまざまなシーンで利用され、ノキアなど国際的な著名通信関連企業、中興通訊(ZTE)など中国国内の電気通信・ネットワーク設備メーカーを顧客に持つ。20年の売上ベースによる中国国内光モジュール市場シェアは約1.30%で、中国メーカーの中で第7位。

 2021年12月期の売上高は6億2636万元(前期比34.98%増)、純利益は1億589万元(同145.40%増)。22年1〜6月期の売上高は4億1872万元(前年同期比35.07%増)、親会社所有者に帰属する純利益は6086万元(同63.25%増)。

 新規上場に伴い調達予定の5億9992万元(約123億円)は、約63%の3億7699万元を高速光モジュール・5G通信光モジュールプロジェクトに、約26%の1億5593万元を研究開発センター建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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