タナベ経営が急騰、業績予想を上方修正、配当予想も増額

株式

2022/9/15 9:39

 タナベ経営<9644.T>が急騰し、一時52円高の672円を付けた。14日引け後、23年3月期第2四半期累計(22年4-9月)および通期の連結業績予想を上方修正するとともに中間期末、期末の配当予想を増額し、好感された。

 営業利益予想では、上期が3億円から5億円(前年同期比1.2%増)に、通期では10億1500万円から11億円(前期比9.6%増)に引き上げられた。タナベコンサルティンググループ(TCG)全体の経営コンサルティング事業における「ストラテジー&ドメインコンサルティング」「デジタル・DXコンサルティング」「HRコンサルティング」「ファイナンス・M&Aコンサルティング」「ブランディング&マーケティングコンサルティング」の各領域において、上期は主に大企業や上場企業からのニーズの高まりを受け、当初計画より契約が伸長した。また、経営効率化も推進した。通期では、TCGが提供する経営コンサルティングサービスの約90%が「継続率70%以上のLTVモデル」(LTV=顧客生涯価値)であるという前提で連結売上高を予測し、業績予想を見直した。

 同時に発表された第1四半期(22年4-6月)決算は、売上高が25億6500万円(前年同期比20.6%増)、営業利益が2億400万円(同2.6倍)だった。

 一方、配当については中間期末が8円から9円に、期末が16円から17円に各1円増額した。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ