明日の日本株の読み筋=FOMC結果を前に手控えムードか
あす21日の東京株式市場は、21日まで開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)結果を前に手控えムードか。米利上げ幅が予想通り0.75%か、織り込み未了の1.00%へ拡大するかが注目されるなか、アク抜けとなるかがポイントになる。ただ、米イベントを無難に通過しても、21-22日開催の日銀金融政策決定会合では「円安対策が出るかもしれないとの読みもあり、外部環境が不透明で動きづらい」(中堅証券)との声も聞かれた。
一方、各種の世論調査で岸田内閣の支持率低下が明らかとなり、先行き海外投資家の買い手控えを警戒する読みもある。もっとも、支持率回復に向けて経済対策を打ち出してくるとの期待も少なくない。
3連休明け20日の日経平均株価は反発し、2万7688円(前週末比120円高)引けとなった。朝方は、前週末に大幅反落した反動で自律反発狙いの買いが先行した。19日の米国株式が3日ぶりに反発したことも支えとなり、いったん2万7900円台を回復し、上げ幅は一時340円近くに達した。ただ、一巡後は先物売りを交えて上げ幅を60円まで縮小する場面もあった。後場は、前場終値2万7684円(同116円高)近辺でもみ合い商状となった。新規の手掛かり材料に乏しく、FOMCを控え、様子見気分となった。上昇基調にある75日移動平均線をキープするが、「2万8000円に近づくと売り物が出てくる」(準大手証券)との指摘もあった。
提供:モーニングスター社
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