【香港IPO】SPACのインテラ・アクイジションが16日に上場、初値は公開価格を2.2%下回る9.78ドル

サーチナ

中国株

2022/9/21 9:19

 特別買収目的会社(SPAC)のインテラ・アクイジション(07801/香港)が9月16日、香港証券取引所のメインボードに上場した。公開価格10香港ドルに対し、初値は2.20%下回る9.78ドルだった。

 同社は春華資本(プリマベーラ・キャピタル・グループ)と中国農業銀行系の農銀国際資産管理有限公司が2022年1月に設立したSPAC。目論見書作成時点でいかなる特定の買収ターゲットも選択していないうえ、買収ターゲットに関する直接的、間接的なアクションや実質的な検討も行っていない。主な投資対象は大中華地域において科学技術イノベーション、消費・ニューリテール、ハイエンド製造、医療・健康、気候変動などの分野に従事する高成長型企業としている。香港証券取引所のSPAC上場ルールに基づき、上場から2年以内に買収ターゲットを発表し、3年以内に買収取引が完了できなければ上場廃止となる。

 上場による調達予定総額は10億100万香港ドルとしている。なお、通常の上場株式とは異なり、売買に参加できるのは香港証券先物条例で定義されているプロ投資家に限られている。上場初日の取引は前場に値がつかず、後場に入ってようやく9.78ドルの初値がついた。終値は公開価格と同値の10.00ドルだった。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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