明日の日本株の読み筋=FOMC後の米マーケット反応に注目

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2022/9/21 16:30

 あす22日の東京株式市場は、日本時間22日未明に発表されるFOMC(米連邦公開市場委員会)結果や、その後のパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の会見を受けて米国マーケットがどう反応するかが注目される。利上げ幅が想定内の0.75ポイントで済めばアップサイド、織り込み未了の1.00ポイントまで拡大すればダウンサイドと考えらえるが、声明の文言や会見内容によって市場心理が揺れる可能性もある。

 一方、日銀はあすの金融政策決定会合で大規模な金融緩和を維持する方向だ。ただ、円安がさらに進む可能性があるなか、引け後には黒田日銀総裁の会見が予定され、近い将来の緩和修正を示唆するのかも注視される。また、3連休を控えており、地合い次第ではポジション整理売りが広がることも想定される。

 21日の日経平均株価は大幅反落し、2万7313円(前日比375円安)引けとなった。20日の米国株式市場で長期金利の上昇を背景に主要3指数が下落した流れを受け、下げ幅は一時390円に達した。その後、いったん下げ渋ったが、戻りは鈍く、大引けにかけて安値圏で推移した。FOMCの結果を前に手控え気分が強まった。

提供:モーニングスター社

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