日経平均は286円安、米国株安を受け売り先行、時間外の米株先物安も重し

 3日午前10時時点の日経平均株価は前週末比286円16銭安の2万5651円05銭。朝方は、米金融引き締めによる景気減速懸念を背景に前週末の米国株式が下落した流れを受け、売りが先行した。いったん下げ渋る場面もあったが、戻りは限定的。時間外取引での米株価指数先物の下げも重しとなり、一時2万5621円96銭(前週末比315円25銭安)まで下押した。その後も安値圏で推移している。

 業種別では、三越伊勢丹<3099.T>、7&iHD<3382.T>、ニトリHD<9843.T>などの小売株が下落。東電力HD<9501.T>、関西電力<9503.T>、北陸電力<9505.T>などの電気ガス株や、JR東海<9022.T>、西武HD<9024.T>、京急<9006.T>などの陸運株も安い。任天堂<7974.T>、バンナム<7832.T>、アシックス<7936.T>などのその他製品株も軟調。日水<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株もさえず、野村<8604.T>、大和証G<8601.T>、マネックスG<8698.T>などの証券商品先物株も値を下げている。

 半面、川崎汽<9107.T>、商船三井<9104.T>、郵船<9101.T>などの海運株が堅調。トヨタ<7203.T>、いすゞ<7202.T>、デンソー<6902.T>などの輸送用機器株も高い。コスモエネH<5021.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株も値を上げている。

 個別では、スターマイカ<2975.T>、TAKARA<7921.T>、カッパクリエ<7421.T>などの下げが目立つ。半面、スタティアH<3393.T>がストップ高カイ気配となり、三益半導<8155.T>、フォスター<6794.T>などの上げが目立つ。

提供:モーニングスター社

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