日経平均は66円高、米ハテイク株安で売り先行も一巡後にプラス圏入り

 12日午前10時時点の日経平均株価は前日比66円30銭高の2万6467円55銭。朝方は、11日の米国株式市場でハイテク株中心に下落した流れを受け、半導体関連株などに売りが先行した。いったん上げに転じたが、再び軟化し、前場の早い段階で2万6313円41銭(前日比87円84銭安)まで値を下げる場面があった。ただ、売りは続かず、その後はプラス圏に持ち直し、堅調に推移している。時間外取引で米株価指数先物が高く、支えとして意識されている。

 業種別では、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が堅調。上組<9364.T>、三菱倉<9301.T>、三井倉HD<9302.T>などの倉庫運輸関連株も高い。リクルートHD<6098.T>、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、HIS<9603.T>などのサービス株や、キリンHD<2503.T>、サッポロHD<2501.T>などの食料品株も値を上げている。第一三共<4568.T>、中外薬<4519.T>、エーザイ<4523.T>などの医薬品株も買われている。

 半面、川崎汽<9107.T>、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が軟調。東電力HD<9501.T>、東北電力<9506.T>、レノバ<9519.T>などの電気ガス株も値を下げ、INPEX<1605.T>、K&Oエナジ<1663.T>などの鉱業株も安い。

 個別では、マニー<7730.T>、ディアライフ<3245.T>、オーバル<7727.T>などの上げが目立つ。半面、ライフコーポ<8194.T>、進和<7607.T>、コーエーテクモ<3635.T>などの下げが目立つ。

提供:モーニングスター社

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